2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

木工事にはたくさんの釘を使います。こんなに。釘は頭に近い部分と、中央付近とで針金にくっついています。そんな針金でくっついた釘がトイレットペーパーのように巻物にされていて、最後に黄色い輪ゴムでくくられています。 釘は針金にかなりぴたっとくっつ…

交わる

建物は南北に長いです。西側は南北の中央に棟があって、そこから南北に屋根が勾配を作ります。東側は、北よりに中庭があるので、南側と北側に棟があって、そこから建物外周に向かう屋根勾配と中庭に向かう屋根勾配があります。東側の2つの棟は、西側の屋根…

断熱材

ここ数日、全国的に寒い日が続き、ここ、京都も冬かと思うような寒さ。現場も風が吹き抜けて寒そうです。早く壁ができて風が遮られるようになるとよいと思います。 壁ができれば、グラスウールの断熱材も入ります。現場にはそれが積まれていました。 この写…

宣伝シート

今日は、メッシュシートの他に施工工務店さんの宣伝シートもかけられていました。写真はこちら。

切り妻

屋根の形は一番単純な切り妻。 今日は、その2階の棟の東端に職人さんが陣取って、なにやらとがったところの細工をしています。 屋根の各部の名称などは、こちらのサイトで。

筋交い

斜めの筋交い柱は途中で直立の柱と交わる。交わるときに、直立の柱の厚みの半分程度で交わる。その厚み分は直立柱は削り取られている。 2本の筋交い柱が交叉するところにも、直立柱があり、そこは、表側と裏側の両方で筋交い柱分の厚みが直立柱から削り取ら…

サッシ搬入

3月23日の写真と較べてみる。23日の写真で「仮筋交い」だったのが、今日は「(本)筋交い」になっている。 写真で見えているのは、北側の部屋のそれだが、写真に向かって右側に、まず右斜め上から、左斜め下への筋交いがあり、半間奥に、それとは逆の斜めに筋…

サッシって

サッシはsash。窓などの枠のこと。和式の建物にはサッシ(窓)枠という概念はなかったので、(窓)枠方式の取り込みとともに、サッシが外来語として入ってきた。 では、枠のない和式の窓構造はどういうものかというと架構式構造(梁と柱で支えられた建物)の隙間を…

水から守る

家に住むことの一番の意義は、雨露をしのぐこと。屋根はその第一の守り。その屋根は雨に対して色々な工夫がなされる。形状・勾配など、構造的なこと。そのほかに材料。 写真の鮮やかな緑系のものが、たぶん屋根下葺材。 屋根の層状構造と下葺材については、…

現出

朝からクレーンを含め7人掛かりで組み立て開始。午後5時過ぎ、上棟式。大変立派な建物が現れました。 上棟式は、工務店の社長さんが司会をされ、おかめさんのお面のついた御幣の前に、御神酒と塩、洗い米を置いた上で、一家4人が順番に、2礼2拍1礼、つ…

形を決める。

写真に斜めの材木が見える。仮筋交いである。上棟した建物の形がゆがまないように入れてある。 平面図形を考える。平面に三角形を描く。同一の(合同の)三角形を描くためには、三辺の長さを決めるか、二辺の長さを決めて、その二辺の成す角の大きさを決めるか…

於亀

関西では上棟式のときの弊串におかめがつきます。その由来は京都市上京区の大報恩寺の千本釈迦堂の建築にまつわる、大工棟梁とその妻、於亀との話しだそうで。その話しについてはこちらのサイトの「上棟式の雑学」をどうぞ。

中庭の明るさ

東側に2.7m x 2.7mくらいの中庭がある。4方を囲われている(東方は隣家、残りは自家)。幸い、東面の隣家の北側は1階であることと南側の自家も中庭に面した部分は1階のみで、2階部分は少し南にずらしてあることもあり、ある程度の明るさがある。 3月28…

幣芯に習字

週明けには上棟の予定。地鎮祭はせず、鎮め物だけを埋めましたが、上棟に際しては、工務店さん、大工さんなどにご挨拶の意味で上棟式らしきものをすることにしました。 神主さんは喚ばないけれど、米と酒と御幣なるものを飾ることにしました。1メートル50…

パーツ組み立て

家の設計図に合わせて、集成材が届くという。部品を組み立てる超大型立体模型のような感じだろうか。 届くパーツ(材木)には印字してある。「ここには『ち又七』を立てなさい」みたいに。写真は、そのように『ち又七』が印字された床側の材木と、実際にその…

色見本

外壁は、水を防ぐこと、水以外の外からの物理刺激を防ぐこと、火を防ぐことなどの役割がある。窯業系防火サイディングは、和風な感じが出にくいようにも思うけれど、その外壁の果たすべき性能という意味では、よくできた工業製品ではないかと思います。 表面…

ネコ土台

コンクリートの基礎立ち上がりの上に「木の家」が乗るわけだ。湿気のアジアモンスーン気候では、高床式の家が造られてきた。要するに、通風を確保するべく、足をつけて、「高床」を張ってその上に住みます、ということ。 この「すかすか」を実現しつつ、「地…

立ち上がり

基礎の立ち上がりの枠ができ、コンクリートが流された。昨日のベタ基礎から立ち上がっていた鉄筋に相当する部分だ。 写真手前右側は玄関・ポーチ部分で、ここは立ち上がりに囲まれていない。

集成材

木から材木の大きさそのままに取り出した「無垢材」。それに対して、薄く取り出した材木を張り合わせてそれなりの大きさにする「集成材」。 木の素材としての性質は、「植物という生物が成長の過程で作った、多孔質で軽量の重量方向に強靱な」とでもまとめら…

鉄筋コンクリート

圧縮力に強いコンクリート、伸張力に強い鉄筋。 熱によって強度が低下する鉄、耐火性の強いコンクリート。 アルカリ性のコンクリート、酸化して錆びる鉄。 こちらのサイトも。 コンクリートとはそもそもなんだった?セメント、モルタル、そしてコンクリート…

鉄筋の錆

ここには、『(6)鉄筋が錆び(サビ)過ぎていないか?鉄筋の錆は全てが基礎に悪い物ではないので注意してください。(中略)鉄筋は新品の状態だと、(中略)コンクリートに付着しにくく、ほんのりと錆が付いているほうが、コンクリートが良く付着します。(…

立ち上がり鉄筋

午前は春の嵐で強い雨。昼前にあがって、午後は晴天。朝の雨が激しかったので、工事はお休みかと思ったが、ベタ基礎のべた部分が行われていた。べたから立ち上がっている鉄筋を立ち上がり鉄筋(立て筋)と呼ぶらしい。曲がり部分には鉄筋を重ねて補強する。…

見通し

南側には駐車場がある。その面には、ブロック5段、その上にフェンス1メートル塀フェンス。元々、植わっていた木が西側(写真左側)に幾本かある。以前の塀はブロックで180センチメートルくらいだったので、その高さまでは、葉がついておらず、見通せる…

配筋

基礎にほぼ均等に配筋されていく。明日は、もう住宅保証制度の工事現場調査立会いで基礎配筋の検査です。この編み目状の配筋をベース筋と呼ぶらしい。それのピッチ(配線間隔)などについては、こちらを。

捨てコン

捨てコンとは:こちらにあるように、水平面を作ったり(コンクリートが液体である性質を使っている)、平面上の位置を決める墨だし用のキャンバスの役割をしたりするという。

地ならし

地面は掘られるべくして掘られ、白っぽい石でならされた。砕石敷きという工程(たぶん・・・)中庭になる部分だけ黒っぽい土が見えていた。 南塀はブロック5段とその上のフェンスだが、ブロックは積み終えられた。元々あった塀より、数十センチ南側に積み直…

願う

いわゆる地鎮祭はせず、我が家族を家の下から亀様に見守っていただくことにしました。工務店さんに相談したら、土地の中心部、家の土台の下になるところに、鎮め物用の穴を掘って下さいました。 京都界隈で亀様は、松尾大社にいらっしゃいます。 工事をされ…

ブロック塀

ブロック塀を建てるとき、地面には、家の基礎と同じようにコンクリートの基礎ができて、それに鉄筋が入る。そこから、鉄筋が塀の高さに伸びる。そこに、ブロック(内部には大きく穴がいくつも空いている)を乗せていくが、鉄筋はその穴に通るようにして積む…

景観条例

京都では、景観条例が施行されて、地域ごとに建物の外観などの制限があり、普通の建築確認の他に、外観の認定も必要。普通はその認定を現場に掲示して周知しなくてもよいかもしれないが、工務店さんの判断でしてあった(2009/03/07付け)。写真掲載の都合で…

レベル合わせ

今日は晴れ。現場では、遣り方の作業がされています。南北に長い土地に建てる建物は、中庭部分の凹みはあるものの、外周の基本は長方形なので、単調に四角く囲われている。レベルを合わせる器械が三脚付きで立っているのが見える。オートレベルという器械だ…