防水

屋根の交差点の雨仕舞い

屋根は切妻だが、中庭があるので、中庭のない部分の大きな切妻と、中庭に向かって下る屋根との交差点で屋根の形が複雑化する。そこは、棟瓦、のし瓦に、鋼板を組み合わせて、雨の仕舞いがなされていることが見て取れる。 写真の様子は次の通り。写真は小さい…

接着

ものとものの位置関係を固定する作業が多い。釘による材木同士の固定も家づくりの基本だが、いわゆる接着材も多用される。作業現場に行くと、いろいろなチューブ入り接着剤が目に留まる。 写真は、サイディングの境目のそれ(白くれ細い線状のもの)(多分、…

のし瓦

下屋の屋根は2階建て部分の外壁に横からくっつきます。その部分が「つけのし」。そこは、下屋の屋根の雨水が2階建て部分の外壁とL字になって、「水っぽく」なりがちな部分です。この部分のさらに面倒なのが、下屋の最下端部分・軒先部分。外壁を守り、軒…

サッシ周り

サッシの周りは、定型のサイディング板を貼り並べるだけではだめです。形をそろえてうまく雨仕舞いをしながら、また、通気経路が残るような胴縁配置にしながら貼っていく必要があります。 写真は、掃出し窓(だから、土台水切りからの高さがない)の脇のサイデ…

目地

サイディングとサイディングの境目(目地)からの水進入に対抗して、目地対策が必要です。サイディングの接合面、接合面の裏側、その表側に対策が可能ですが、目地ジョイナー(写真のきらきらしているもの)は、「裏側」対策です。 サイディングの施工方法につい…

土台水切りの上

サイディングが貼られている。土台水切りの上に外気の取り込み分の隙間を空けてはられています(説明図はこちら)。 また、この写真は家の角のサイディングですが、角を成すところに直角の角を持った柱覆い型のサイディングがあり、その先に普通の平板のサイデ…

窯業系サイディング

外壁にサイディングが貼られ始めました。大工さんの工事はずいぶん進んだので、サイディング工事屋さんのみの日もあるようです。家の壁は柱の間を埋めるように透湿防水シートがあって、グラスウールの断熱材がある他は、裸ですから、家を雨風から守らないと…

電線

電気は家の前面の道路にある電柱から引き込みます。引き込んで外壁を貫通して家の中に入ります。外壁を貫くので透湿防水シートも貫きます。そこは防水のためにシールされなくてはなりません。

土台水切り

基礎の上にネコ土台が乗っていて、そこから床下の換気がなされます。この部分は、外壁を伝って水が流れてきたとき、下手をすると、その水を基礎の内側に取り込む、口になりえます。それを説明した図はこちらです。 それを防ぐのが土台水切りです。 では、土…

バルコニー

南面の居室を建物の外周に接して作るか、少し下げて作るかの2通りがある。 接すれば明るく日差しに近い。下げれば、暗く日差しから遠い。 寒い季節は太陽に近く、暑い季節は太陽から遠くありたい。 夏の暑熱対策を優先して、下げて作っている。1階は縁をと…

透湿防水シートと通気工法の胴縁

外壁は、通気工法です。 通気工法の我が家の場合、壁の内側から、クロス(クロスでなくてもよいわけですが)、石膏ボード(珪藻土処理(工務店さん推奨の抗酸化剤処理))、断熱材(グラスウール)、透湿防水シート、通気層、外壁サイディング、表面塗装(リシン吹付…

バルコニー

2階南側にはバルコニーがあります。バルコニーの床には下地(らしきもの)が張られ、それは、外側に傾斜しています。最も外側には溝が切ってあり、その東西両端からは樋につながるであろう円柱の管がはめられようとしています。 バルコニーからは少し背伸びを…

水から守る

家に住むことの一番の意義は、雨露をしのぐこと。屋根はその第一の守り。その屋根は雨に対して色々な工夫がなされる。形状・勾配など、構造的なこと。そのほかに材料。 写真の鮮やかな緑系のものが、たぶん屋根下葺材。 屋根の層状構造と下葺材については、…