慌てて引越し

izumigawa2009-06-20

昨日、庭師さんが、道路側の庭の土入れと生垣、道路と逆側(南側)の石の移動・配置、苗木(キンモクセイ)の植え付けを行って、完成しました(本日の完成見学会の開始頃には、道路側の庭で汚水枡の高さを入れた土の高さに調整する作業をされていましたが)。
今日と明日、工務店さんによる完成見学会が開かれます。梅雨にもかかわらず天気に恵まれて、見学の方が午前も午後も来られているようでした。現場に詰めていらっしゃった社長さんと営業さん、お疲れ様でした。
うちの家族も見学会場にお邪魔して、洗面所の床下収納とそこから下へ通じる床下点検口を見たり、2階の居室のクローゼットの天井にある天井裏への口を開けてもらったりしました。天井裏への口を手前に開くと、グラスウールの断熱材があり、それをめくると(一番身体の小さい娘が覗いたのですが)、上棟のときのおかめさんがきちんと置かれていました。南居室から北側を覗いたらおかめさんの顔が見えたので、おかめさんは南を向いていらっしゃるわけですね。
南の庭は、既存樹を活かしつつ、石を配置し直して、真砂土をしきつめてあります。庭に住んでいたアリたちは、土をかぶされて慌てたのか、精を出して巣の補修・引越しをしていました。
人間の方も、5日後に控えた引越しのために荷造りに大忙しです。
完成・引越しの他、お役所手続も必要です。まずは建物の取壊し(滅失登記)ですが、必要書類ですが、取壊した建物の登記番号とともに、登記申請書を作り、それを「壊しました」と宣言する「建物滅失証明書」を工務店さんに出していただき、その証明書を出した工務店さんが、「実在する、証明力のある」ことを示すために、「(工務店さんの)代表事項証明書」と、その代表事項証明書が信用できることを示すために、「代表者が証明書に押した実印」の「印鑑証明書」を添えます。そのほか、「代表事項証明書」と「印鑑証明書」はこの先に控えている「(新築建物の)表示登記」に使うかも知れないので、「返却してください(原本還付)」というお手紙を添え、返信用の封筒入れて、管轄法務局(京都地方法務局)に送りました。書き留めです。4日後の今日、登記完了証とともに、還付請求した、工務店さんの代表事項証明書と印鑑証明書とが郵送で返って来ました。素早いですね。次は、表示登記です。登記の仕組みは、税金の確定申告と似たような感じです。税金の申告は自分でできますが、税理士さんに頼むこともあります。最近は、インターネットを通じた電子申請も出来るようになっています。登記も自分で出来ます。土地家屋調査士こちら)さんに依頼することもできます。電子申請化もできるようです。土地建物の登記が税金と違うのは、税金は毎年のことなので、段々慣れていくことができますが、土地建物の登記は、一生に何度もあることではないので、慣れないこと。また、登記は取引直後に問題なく終わらないと、ローンが組めないなど、時間の制約が強いこと、従って書類の不備が非常に困る(待ったが効かない)こと。さらには、登記の担当役所である法務局も、個人で登記するためのマニュアルや必要書類の書式一式などについて、曖昧であること、などがあります。京都地方法務局に提出書類のひな形を見せてもらいに行きましたが、整理されていないクリアファイルから、あれでもないこれでもない、と引っ張り出しながら、それらしいものをいくつかいただきましたが、「これとこれとこれを揃えて出しましょう」という説明文書はもらえませんでしたから・・・。