踏分石

izumigawa2009-06-14

昨日は外構・生垣・庭作業を前に、庭師さんをまじえて、現場で打ち合わせがありました。庭師さんからは、餅は餅屋にのことわざ通り、ずいぶんといろいろなことを教えていただきました。また、そのアドバイスに従って、何点も変更がありました。
まず、道路に面した生垣ですが、ウバメガシ、1.5mの苗木で見積もりなどをしていましたが、庭師さんが、売りに出ている苗木を確認したところ、1.5mの高さの苗だと、背を高くして販売状態にするために、下の方の枝が寂しいものが多いので、1.2mがよい、また、ウバメガシよりシラカシの方が、同じ1.2m高でも枝の付き具合がよい、とのことでした。実際に買い付けるときの苗木の具合でシラカシ・ウバメガシを適宜選ぶことになりました。多分シラカシ
また、生垣での進入防止・目隠しをもくろんでいるのですが、それをするのには、敷地の角に設置された水道メーターと汚水枡が具合が悪いです。それは、花壇ブロックを積むのにも邪魔になります。それの移動の算段も行われました。
道路と反対側(南側)の庭ですが、こちらは、古家取り壊しの前の庭をそのままにしているのですが、庭が少し狭くなったので、置いてあった沓脱石が移動されてあったりして、少しばかり雑然としています。その中に、きれいな円形な平らな上面を持つ石もありました。円は直径60センチメートルです。その庭には石灯籠が忽然と立っているので、てっきり、その石灯籠の土台石を残して、上だけを適当に移動してしまったために残った、石灯籠の土台の石なのだと思っていたのですが、庭師さんによると、飛び石の作る道の別れるところに置かれる、踏分石とか追分石とか言われるものだろうとのことでした。元来は、寺社の伽藍を支える石が寺社取り壊しで廃材になったものの再利用として使われるようになった石で、伽藍石とも呼ばれるものらしいです。本当の寺社の伽藍石の再利用のこともありますが、伽藍石を模して普通の庭用に作ったものが有り(その方が多い・・・)、それを庭伽藍(石)と呼ぶようです。庭伽藍を使った飛び石の別れ道については、こちらのページのかなり下の方に例があります。庭伽藍の写真はこんな感じで、販売されているものについてはこんな風に。