地盤調査で知りたいこと

izumigawa2009-02-24

地盤調査で知りたいことは、地盤が軟らかいかどうか、軟らかいせいで、その上に建てた家に問題が生じるかどうかである。
軟らかいところに重いものを乗せると、沈む。
軟らかいところと硬いところとがあって、そこに、重いものを乗せると、軟らかいところが硬いところよりも沈む(不同沈下)。そうすると、傾く。
全体に均等に沈むのも良くないが、不均一に沈むのはもっと良くない。
べた基礎は、家全体を一枚べったりの基礎コンクリートで支えるので、地面に対して、比較的均等に支えてもらうが、それでも、明らかに硬軟取り混ぜた状態では、傾いてしまう。
では、その軟らかい地層が、どこにどれくらいの深さで存在しているのか、どのくらいの深さまでいけば、硬くて安心なのか、が知りたい。
スウェーデン式サウンディング法では、硬い地盤まで、どのくらいの深さか、途中の軟らかい地盤がどれくらい軟らかいか、その地層の構成成分がどんなものか、について、間接的に情報を取る。
建築予定部分の複数個所について、その情報を得て、どの地点には、どのくらいの深さのところに硬い層があるか、それらは、建築予定部分にどのような層状態で分布しているか、を、簡易に知らしめる。
ちなみに、土地は、2本の川に挟まれた地域で、昭和11年までは、農作地(たぶん田んぼ)だったところで、昭和11年に今回、解体した家が建てられたことをつい先日知った。地域の小学校教材を図書館から借りてわかったことだった。深さが1.5mから2.2mくらいの深さに、硬い貫入不能層があり、そこは、スウェーデン式サウンディング法で「じゃりじゃり、がりがり」と音がするらしい。その上は、場所により、貫通抵抗のごく弱い層があるらしい。

ちなみに、ジオテック社さんのサイトから、「地形で見る軟弱地盤マップ」を選び、さらに、そのフリーサービスに進むと、情報掲載がしてあれば、調査結果が地図上に現われる。掲載図は、その例(モザイクをかけてありますが、実際のサービスサイトでは、もちろん、見て分かる地図が表示されます)。