囲う

izumigawa2012-07-17

中庭は東に開いている。
開いた先は隣家。ただし、一部開いているので夏は朝日が厳しく差し込む。中庭に上から差す日中の太陽光と朝に横から差しこんで玄関ホールまで奥深く熱くする太陽光の両方を遮りたい。
一昨年は、朝日に対して、東に面する掃き出し窓にすだれを掛けた。すだれはななめ上からの光に対しては、遮光力が強いが、横からの光には弱いことを知った。昨年は、それに対抗して大きなよしずを立てかけた。よしずは「よし」が縦に走っているので、横からの光をよくさえぎってくれた。そして、上からの光に対しては、中庭を南北に挟む2階の腰高窓から農業用の遮光ネットを差し渡した。この遮光ネットはの遮光率はそれほど高くないけれど、まあまあだった。
今年は、西日が玄関に突き刺さるのに対して、よしず(中庭で使ったもの)をたてかけてみた。必然的に、中庭の朝日への対応が弱くなる。そこで、2階に差し渡した遮光ネットと同じ仕組みで、東側に遮光ネットを垂らしてみた。中庭は、上面と東面とに遮光ネットが直交した2面を作ったことになる。南・西・北は建物の壁、下は地面なので、開いている面を両方とも(全部)遮光ネットで覆ったことになる。ただし、東面の遮光ネットは上のほうだけ。下の方は隣家の1階部分やブロック塀がさえぎってくれている。
写真は、下の方から、2つの遮光ネット面の交線を写している。遮光ネットごしに隣家の二階・一階が作る形が透けている。そして朝の強い光が乱反射しているのもわかる。